ギャラリーレストラン ゆう和
2013.08.30熊本では珍しくロシア料理を味わうことができる『ギャラリーレストラン ゆう和』。「宮崎に48年続くロシア料理の『ボルガ』という店があるのですが、後継ぎがいないらしく、あの味を途切れさせたくなかった」とオーナーの永本さんは語る。御船町でギャラリーを営んでいた折、町おこしとして何かできないかと相談された時に、ロシア料理の店を思いついたそう。イタリア料理を学んでいた息子の達也さんをボルガに修行に出し、名店の味を引き継いだ。
「ボルシチやピロシキ、つぼ焼きなど家庭料理が中心ですが、スープひとつにも手間ひまかけられています。美味しいものを家族に食べさせたいという思いが詰まった料理ですね」と達也さん。牛肉や鶏ガラ、野菜などじっくり煮込み、実に3日間以上かけて作る“ボルシチ”は、肉や野菜の旨みとトマトの酸味が詰まったやさしく滋味あふれる味わいだ。手作りの“ピロシキ”は、香り良い生イーストを使い、水分は牛乳と卵のみ。挽肉と卵が詰まった揚げたてふわふわを食べるのがお勧めだ。“つぼ焼き”は、きのこたっぷりのクリームシチューに手作りの生地をかけて焼いたもの。生地をちぎって漬けて食べたり、全部混ぜて食べたりと味わい方も様々だ。
単品もあるがセットも用意されており、写真の“ゆう和コース”では、ボルシチ・ピロシキ・つぼ焼きのほか、ステーキや前菜、デザート等が付いて2,500円とお得。ボルシチを使ったタコライスや14種類のスパイを使ったカレー、豊富なパスタなどメニューも多彩。広々とした空間の中、ゆっくりとした時間を過ごしたい。
・ゆう和セット 1,000円
・つぼやきセット 1,500円
・ゆうわ風タコライス 900円
●営業時間/11:30〜14:30、18:00〜21:00(夜は要予約)
●定休日/不定
●HP/http://www.yuu-wa.jp/
■アクセス 熊本県上益城郡御船町滝川49-2 電話 096-282-0428 |
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カテゴリー:欧風料理
beer&wine kitsune ame(キツネアメ)
2013.08.30明るい中にもほんのり夕方の気配が漂い始める午後4時、通りにオープンを示す立看板があらわれる。『beer&wine kitsune ame(キツネアメ)』は早い時間からお酒が楽しめるバル形式のバー。ひっそりとっ佇む2階のドアを開けると、広々としたカウンター席のバックに様々な酒瓶が並ぶ。
「できるだけ気軽に飲んでもらえるよう、カフェ的な感覚で利用してもらえれば」とオーナーの木村さん。用意されるお酒は国内外のビールやワインのほか、焼酎など日本のお酒も豊富に用意されている。また料理の充実ぶりは洋食店顔負けで、オーナーは某雑誌で料理コーナーを連載し、フードコーディネーターの資格も持つという実力派。熊本県産の有機野菜や減農薬野菜を使用するなどこだわりの料理は、フレンチを中心としてイタリアンやスペイン料理が揃う。
ただ「お酒に合うものなら国内外にこだわらず作っています」とオーナー。写真の“味噌漬鶏のグリル”780円は、数種類をブレンドした特製味噌漬けダレに一晩漬け込みグリルしたもの。十分な旨みと香ばしさがたまらない一品だ。“空豆のコロッケ”580円は、緑の鮮やか色合いが目に飛び込む。チーズやバジルを加えることで洋風な仕上がりに。“牛すじと根菜の味噌煮込み”580円は純和風のメニュー。下処理から自ら行い5種類ブレンドした味噌でじっくり煮込んだ、焼酎に抜群に合う料理だ。店内は広めのカウンター席と奥にはソファ席もあり、ゆっくりとした空間で過ごせる。仲間同士はもちろん、一人でも過ごしやすいと評判の一軒だ。
・エビと砂ずりのアヒージョ 580円
・パテ・ド・カンパーニュ 680円
・黒ビールカレー 880円
●営業時間/16:00〜24:00
●定休日/月曜
■アクセス 熊本市中央区下通1-4-24正清ビル2F 電話 096-221-4849 |
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カテゴリー:バー
Bar futchini(フッチーニ)
2013.08.30BARと書かれた看板に案内され扉を開けると、店内は優しく明るい色合いに包まれたカジュアルな空間。まるでカフェのような雰囲気が漂い、間違ったかなとも思えるほど。「バーというと、どうしても暗めのシックな雰囲気でどことなく緊張感が漂う感じですが、もっと気軽に、女性にも気兼ねなく立ち寄ってもらえるようなショットバーにしたかった」とオーナー。
木の床板に白を基調とし、赤の椅子がアクセントになった店内には暖色系の落ち着いた照明が灯る。仲間内でゆっくりしたい時はテーブル席がおすすめだが、カウンター席からは窓越しに景色も楽しめる。街中のため周囲はビルが立ち並んでいるのだが、窓の外はちょうど街路樹の緑が繁っている。夜のとばりが下りる頃、薄暗い中に周囲のネオンに照らされた木々が風にゆられている様は何ともいえない特別な空間だ。スタッフは全員女性で細やかな心遣いが感じられる接客が好評。1〜2人のときは、カウンターでスタッフとの会話を楽しむのもおすすめだろう。
メニューは焼酎や日本酒、ビールのほか、ワインやウイスキーなど一通り揃い、カクテルも楽しめる。ソフトドリンクも充実し、コーヒーもあるので、本当にカフェ感覚での利用も可能だ。2次会や3次会様に飲み放題も3,000円(90分・4名〜)も用意されている。女性オーナーならではの優しく心地よい空間は、ここならでは。ふらり気軽にお酒が楽しめるお店だ。
・チャージ500円
・焼酎 600円〜
・カクテル 800円〜
●営業時間/20:00〜翌2:00
●定休日/日曜
■アクセス 熊本市中央区下通1-4-3宇野ビル3F 電話 096-354-5588 |
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カテゴリー:バー
カフェレストラン 芳文
2013.07.31約30年前から営業を始めたという『カフェレストラン 芳文』。駐車場に車を止めると、まず建物の外観に目を奪われる。透き通るような白壁に瓦屋根。葉が生い茂る木々が建物に影を落としている。ここは、元々酒蔵だったものを移築して建てられたお店。「板屋の酒蔵」と呼ばれ、江戸時代後期の安政2年(1855)に、上益城郡御船町の豪商、板屋(上田家)が同町の御船川沿いに建てたもので、昭和19年まで酒の製造、販売が行われていたそう。
1984年に現在の地に移築復元し、蔵の佇まいを活かした店に改装された。頭をぶつけそうになる小さな入り口をしゃがみながら店内に入ると、一気に視界が上へと開く。十数メートルはある天井には、幾重もの梁が張り巡らされ、木々の飴色の輝きが重厚感を醸し出している。黒にも似た飴色の木と白壁に包まれた空間は、一瞬にして昭和、大正、明治へとタイムトリップしてしまったかのよう。所々に置かれたアンティーク家具やステンドグラスは店内で楽しめる洋食を盛り立ててくれる。
人気のランチは、ハンバーグやオムライス、ステーキといった王道の洋食メニューが好評で、ほとんどはサラダやデザートなどがセットになったものが中心だ。食感にもこだわったハンバーグは、ナイフを入れるとジュワット肉汁が溢れだす。黒毛和牛を使ったビーフシチューなどもお勧めで、天草から届く鯛を使った料理も人気だ。店内の2階はギャラリースペース。気候も良くなる秋ごろからは様々な展示会が予定されているそう。100年を超す時がもたらした美しき空間は、昼と夜でガラリと雰囲気が変わるとか。ゆっくりと、ここならではの癒しの時が過ごせる貴重な場所だ。
・ハンバーグコース (昼)1,000円(夜)1,500円
・オムライス 900円
・おまかせフルコース (昼)2,500円(夜)3,500円
●営業時間/11:00〜23:00 (22:00os、ランチは11:30?14:00)
●定休日/なし
■アクセス 熊本市南区南高江5-7-76 電話 096-311-3344 |
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カテゴリー:カフェ
火鉢屋しずる
2013.07.31「ゆっくりと落ち着いてお酒と食事を愉しみたい」「熊本はもちろん、全国の美味しいものが食べたい」といった贅沢な悩みに応えてくれるのが『火鉢屋しずる』。店内に入りまず目に飛び込んでくるのが、カウンター席。高級寿司店を思わせる上質な空間で、靴を脱いで座る掘りごたつ式のカウンターだ。余計な装飾はなく、間接照明で彩られた空間は1〜2名がおすすめで、カウンター限定のメニューもあるという。
月のオープンながら既に多くのリピーターが訪れる秘密は、全室個室の店内だ。2名〜34名まで対応可能で、全室掘りごたつ席。街なかながら、贅沢な空間で過ごせると好評だ。味わえる料理は、全国から届く厳選された食材を使った、素材の旨みを最大限に引き出したものばかり。旬の魚介や季節の野菜を使った料理は、店名にも関わる“炭火焼料理”が一押しで、選び抜かれた備長炭を使い、料理人が丁寧に焼き上げる。肥後あか牛など素材自体の旨みを味わう料理のほか、魚介など素材を活かした調理法が職人の手で丁寧に施される。
岩塩や自家製ソースなど、炭火焼料理用に用意されたソースも評判だ。鮮魚は刺身も人気で、全8種盛り付けられ見た目にも豪華な盛り合わせが2,980円〜。料理はひと皿丁寧に盛り付けられまさに絵画の様で、食べるのがもったいなくなる美しさだ。全室個室空間で、全国の旬の素材が味わえる『しずる』は、特別な時を過ごしたい時におすすめの和食店だ。
・特選刺身盛り合わせ 2,980円〜
・特選馬刺し 2,100円〜
●営業時間/17:00〜翌1:00
●定休日/不定
■アクセス 熊本市中央区新市街3-4TM13ビル3F 電話 096-355-2341 |
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カテゴリー:日本料理